現代人はつねに成人病の不安を抱えている。中高年になれば、心臓病、高血圧、糖尿病、高脂血症など、意識のどこかにもつものだ。テレビ局の多くは、これら潜在的な不安を見逃さず、病気の予防に名を借りた番組を積極的に放映している。視聴率は高いようだ。
「がんの予防に効果がある」とテレビ出演の医者が、一つの食品を持ち出せば、番組が終了した数時間後には、商店やスーパーの売り場から、たちまち消えてしまう。2−3日は売り切れが続出。一週間後には、その商品が山積みで、忘れ去られる運命にある。
「血液がさらさらになる」「ダイエットに効果がある」というと、中高年層の女性が殺気だって次々とスーパーを駆けまわる。売り切れだと落胆する。手に入れても、人間は一つの食材を一週間も、二週間も連続して口できないもの。血液の濃度などは個人的に計測できない。効果がわからないものなど、継続できるはずがない。大半が三日坊主で頓挫する。
振りまわされる消費者(視聴者)は虚しさを感じているはずだ。しかし、病気への不安症候群から「高血圧に効果がある」という紹介で、また売り場へむかう。ダイエット効果は日々の運動量、エネルギー消費量、睡眠時間などが複合的な作用で、体重に反映されるもの。テレビ番組では、それらを無視した内容が目立つ。
モニター体験の出演者による、一週間前と後の体重測定はさも信憑性があるようだが、疑問は多い。モニターは一週間後、テレビで大勢のひとが観ているから、効果を見せないと恥ずかしい、という心理が働く。カメラの見えないところで、絶食とか、別の方法とかで痩せる努力をする。また、一つの食材とか、一つのストレッチとかに終始するはずがないし、生活とは複数の相関で成り立っているものだ。
一週間後、モニターがテレビカメラの前に出てくる。『減量成功』という撮影が終わると、安堵感から食欲が旺盛になる。リバウンドで、以前よりも体重増加となってしまう。
(引用:ライブドアニュース)
「ダイエット効果は日々の運動量、エネルギー消費量、睡眠時間などが複合的な作用で、体重に反映される」
食事制限だけがダイエットではないようです。
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